鉄鋼連盟が賀詞交換会、進藤会長「安全・品質対策を強化」

 日本鉄鋼連盟(会長・進藤孝生新日鉄住金社長)の新年賀詞交換会が5日、東京都内のホテルで開かれ、鉄鋼メーカーや商社の経営陣ら約1500人が出席、新年の挨拶を交わした。進藤会長は冒頭の挨拶で、鉄鋼業界の今年の課題として(1)安全・品質対策の強化(2)世界鉄鋼業の安定発展に向けた取り組み(3)地球温暖化対策とエネルギー問題への取り組み(4)税制でのイコールフッティングの実現(5)働き方改革への対応―の5点を挙げ、鉄鋼連盟として重点的に取り組んでいく方針を強調した。

 このうち品質問題は、「(鉄鋼連盟の)品質保証体制強化に向けたガイドラインが業界内にしっかり浸透、定着するよう継続的に取り組んでいきたい」と述べた。兼田智仁・伊藤忠丸紅鉄鋼社長が乾杯の音頭をとった。

© 株式会社鉄鋼新聞社