JX金属、品質管理部など新設 グループ全体の管理体制強化

 JX金属は4日、グループ全体の品質管理体制を強化するため、1日付で品質管理部および品質管理委員会を新設したと発表した。従来から法令遵守、社内規則および国際規格に基づき、品質マネジメントシステムの構築・運用、品質管理教育の実施などを通じた万全の品質管理体制を期しているが、近年の高度化・多様化・厳格化しつつある顧客の品質要求に対し、グループの多岐にわたるすべての製品で的確に対応するため、グループ全体での総括的かつ実効性の高い品質管理体制の確立・強化を図る。

 品質管理部は技術本部内に新設し、従来の技術本部企画管理部における品質管理に係る業務を移管した上でグループ全体に係る品質管理業務を行う。具体的には同社および同社グループの品質管理の強化に係る企画・立案・推進およびその総括に関する業務(PLリスク分析・予防活動、品質管理教育、品質監査、国際規格運用の総括など)を行う。

 品質管理委員会は、グループ全体におけるリスクを総括的に把握するとともに、重要リスクの選定およびその対応方法などを協議するために設置している社長の諮問機関「リスクマネジメント会議」の下部組織として新設し、同社グループにおける品質管理強化に関わる活動計画の策定および活動のレビューを行う。

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