ヒライ立野店、12日営業再開 日用品も販売、復興支える 南阿蘇村

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12日に営業を再開する「おべんとうのヒライ阿蘇立野店」の従業員ら=10日、南阿蘇村

 熊本地震で被災し、休業が続いていた南阿蘇村立野の「おべんとうのヒライ立野店」が12日、約1年9カ月ぶりに営業を再開する。立野地区の長期避難の解除を受け、運営するヒライ(熊本市)が再開準備を進めていた。周辺に営業している店舗が少ないため、再開後は日用品も一部扱う予定だ。

 立野店は、国道57号沿いの阿蘇の玄関口にある同社の看板店。地震後、店舗自体の安全は確認できたが、立野地区の避難勧告や断水が長引き、営業は難しい状況にあった。

 しかし、昨年8月に長陽大橋が開通し、断水も解消。10月には立野地区の長期避難世帯認定も解除された。立野に戻った住民から再開を望む声が寄せられ再開に踏み切った。

 休業中は一時的にヒライの別の店舗に勤めていた従業員も、立野店に戻る予定。立野地区に住む女性従業員は「地元の立野で働けてうれしい」と声を弾ませた。

 再開後は、阿蘇復興への願いを込めて、店舗名を「立野店」から「阿蘇立野店」に変更。しょう油や乾麺、歯ブラシ、食器用洗剤といった日用品も販売する。以前は24時間営業だったが、当面は午前6時(初日は午前8時)~午後9時とする。

 糸永興[こう]店長(44)は「立野に戻った住民が困らないよう、スーパーの代わりとしても利用してもらいたい。復興が進めば、観光客の利用も回復するだろう」と期待を込めた。(宮崎達也)

(2018年1月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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