意外? それとも順当? 過去10年で最も強かった球団、弱かった球団は…

©株式会社Creative2

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

1位球団は10年間で793勝、2位球団はトップを上回る日本一4度

 2017年はソフトバンクが日本一に輝いたプロ野球。2月1日から各球団がキャンプインし、今年もまた新シーズンへ向けて動き出す。昨年覇者の広島、ソフトバンクを止める球団が出てくるのか、注目が集まるところだが、今回は12球団の過去10年の勝敗数を集計。どのようなランキングになっているか、見ていきたい。

 793勝を挙げトップとなったのは、やはり巨人。人気実力を兼ね備え、球界をリードしてきた名門だが、2008年からの10年間でリーグ優勝5回、日本一2回と堂々たる数字を残している。過去10年でBクラスは昨シーズン(4位)のみ。世代交代が進まないと言われる中でも安定した成績を残しているといえるだろう。

 巨人に次いで2位となったのは例年、圧倒的な戦力を誇るソフトバンクだ。08年こそ最下位に終わっているが、リーグ優勝は巨人と並び5回、日本一は巨人を上回る4回、Aクラス入り8度と“常勝軍団”といっても過言ではない。柳田、今宮、千賀、武田ら世代交代がうまく進み、外国人補強でも李大浩、デスパイネら他球団の主力を迎え入れるなど隙のないチーム構成といえる。育成+補強が見事にマッチした球団だ。

 勝率5割以上をキープしているのは日本ハム、西武、阪神、広島だ。3位の日本ハムはリーグ優勝3回、日本一1回、Aクラス入り7度。ダルビッシュ、糸井、大谷ら球界を代表する選手を輩出しているが、球団独自の経営方針により、戦力を無理に留めることはしない。そのかわりソフトバンクと同様に将来を見据えた育成プランを掲げ、主力が抜けてもすぐにカバーする選手が出てくるのが特徴的だ。

主力が流出した西武、広島&DeNAは若手が台頭

 08年にリーグ優勝、日本一を果たした西武はAクラス入り6度の成績を残しているが中島、和田、涌井、岸、細川など他球団への流出が多く、近年は苦戦している状況。阪神はリーグ優勝こそないが、Aクラス入り6度と健闘している。そして昨年リーグ2連覇を果たした広島。Aクラス入りは4回だが、そのうちリーグ優勝2回と力をつけている。田中、菊池、丸、野村、中崎といった若手が台頭し、ここ数年で一気にセ・リーグを代表するチームとなった。

 5割を切ったチームは中日、楽天、ロッテ、ヤクルト、オリックス、DeNA。中日は08年から5年連続Aクラス入りを果たし、リーグ優勝2回と常勝軍団のイメージが強かったが、荒木、井端、浅尾、岩瀬ら主力選手たちのピークが過ぎたあたりから順位は急降下。昨年まで5年連続Bクラスとなっている。

 ロッテは10年にリーグ3位から下克上日本一を達成、楽天は13年に田中(現ヤンキース)が24勝0敗と驚異的な数字を残し、球団創設以来、初の日本一に輝いた。ヤクルトは15年にリーグ優勝を果たしたが翌年は5位になるなど浮き沈みが激しい状況。オリックスも08、14年は2位となったが、リーグ優勝はなし。96年以来、優勝から遠ざかっている。DeNAは575勝で最下位に沈んだものの、近年では広島と同様に若手が台頭し、昨年は2年連続のAクラス入りを果たしている。

 過去10年を振り返ると、プロ野球の勢力図が変わったことがわかる。助っ人の予想以上の活躍、若手の台頭、ベテランの意地…。今年も数々のドラマが起こりプロ野球ファンの胸を熱くさせるだろう。

(Full-Count編集部)

あなたにおすすめ

Curated by

mobcast