この冬一番の寒気 福江8センチ、長崎6センチの積雪

 この冬一番の寒気が上空に流れ込んだ影響で、長崎県内各地では11日、積雪が確認され、車のスリップ事故や交通機関の乱れが相次いだ。西彼時津町では70代の女性が転倒して左足を骨折。長崎地方気象台によると、12日まで厳しい寒さが続く見込みで、警戒を呼び掛けている。

 同気象台によると、各地の最低気温は▽雲仙岳マイナス5度▽対馬市鰐浦マイナス3度▽長崎市野母崎マイナス0・4度-など。県内20の観測地点のうち15地点で今季最低を記録した。積雪は午後3時現在、五島市の福江空港で8センチ、長崎市南山手町で6センチ、雲仙岳で5センチを観測した。

 県警によると、11日午後5時までの24時間で車のスリップによる物損事故が118件発生。同4時現在、道路53区間でチェーン装着や通行止めなどの交通規制があり、高速バスの運休や路線バスの運行見合わせなどの影響が出た。海の便では、離島と本土を結ぶ高速船が午前中を中心に欠航。空の便は、オリエンタルエアブリッジ(ORC)が長崎-五島と長崎-壱岐など計7往復14便を欠航した。

 長崎市消防局によると、11日朝、西彼時津町元村郷の路上で、70代女性が転倒し左足を骨折。また同市内で1人がバイクの運転中に、もう1人が歩行中に転倒し、いずれも軽傷。

 県教委などのまとめでは、県内の小中学校や高校、特別支援学校の計14校が休校、37校が下校時間を早めるなどした。一方、五島市の福江小のグラウンドでは、雪を大きく丸めて遊ぶ子どもたちの姿が見られた。

 長崎市教委は積雪の影響で給食の材料が届かない恐れがあるとして、12日の市立小中学校計108校の給食を全て中止にした。

 同市内のガソリンスタンドの従業員は「スタッドレスタイヤやチェーンの装着で大忙し」と疲れた様子。同市蚊焼町の路上で車のバンパーの下に雪がたまり立ち往生した介護職の福島竜人さん(23)は「バンパーが外れてしまってどうにもならない」と肩を落とした。

雪が積もったグラウンドで遊ぶ子どもたち=11日午前8時48分、五島市錦町の福江小

©株式会社長崎新聞社

平成の長崎

「平成」ってどんな時代だった? 長崎の平成30年間を写真で振り返る長崎新聞特別企画サイトです

『平成の長崎』ページへ

Curated by

長崎新聞

長崎新聞