第60回大和市駅伝 全部門が大混戦 5部門に過去最高192チーム 大和市

 大和市の新春恒例スポーツイベント「大和市駅伝競走大会」が1月14日(日)、開催される。60回目の記念大会となる今年は、ゲストランナーとして元日のニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走大会)にも出場したプレス工業陸上部が出場する。

 大会は「地区対抗の部」「一般A」「一般B」「中学生の部」「ちびっ子の部」の5部門で争われる。コースは、大和なでしこスタジアムを発着および中継点とした周回コースで「地区対抗」と「一般A」が6区間32・546Km、「一般B」・「中学生」が5区間13・694Km。「ちびっ子の部」は、競技場内のトラックを利用した5区間1・6Km。大会には5部門合わせて過去最高の192チームがエントリーしており、例年以上に熱戦が期待される。

V3狙う大和北A地区対抗の部

 各地区の体育振興会で編成された「地区対抗」には15チームがエントリー。優勝は昨年、一昨年と圧倒的タイム差で2連覇している「大和北A」、大和北Aの前に連覇していた「中央林間A」、最多優勝回数を誇り、2大会連続2位の「渋谷西A」の3強が争う見込み。3強の間隙を縫うダークホースが現れるかにも注目が集まる。

2強対決か一般A

 高校生以上で構成される一般の部のうち、全員が5Km・22分以内の走力を持つメンバーで構成された「一般A」も15チームがエントリー。前回優勝の「ハートブレイク」と準優勝の「WisdomRC」の一騎打ちが予想される。「ハート」はこの10年で3回優勝、2位・3回の実力。「Wisdom」は優勝こそ1回だが、3位以内7回(優勝含む)の安定感で、「ハート」の連覇阻止を狙う。

 「地区対抗」、「一般A」は、前回に比べ1人当たりの距離が300m弱長くなっていることが勝敗の行方を左右するかも見ものだ。ゲストランナーのプレス工業は「一般A」に参加する。スタートは午前8時50分。

どこが勝っても初優勝一般B

 高校生以上で走力の条件のない「一般B」には、定数(75)を超える93チームから申込があり、抽選となった。抽選の結果、過去の優勝チームの参加がなく、どこが勝っても初優勝となる。上鶴間高校(前回3位)、柏木学園(前々回2位)、七里ガ浜高校B(同3位)の高校生チームが代替わりしても実力を備えていれば、優勝候補の筆頭と言えそうだ。一般Bには「大和シルフィードトップチーム」がゲストランナーとして参加する。

市内校に期待中学校の部

 中学生の部には過去2番目に多い43チームがエントリー。つきみ野中男子Aが4度目の優勝を狙う。今回も市外から瀬谷中、寺尾中(ともに横浜市)の2校が男女合わせて12チームエントリー。過去には希望が丘中、鶴ケ峯中(ともに横浜市)に優勝をさらわれており、市内校の意地に期待したいところだ。

 「一般B」「中学生の部」は全5区間。こちらも前回より1人当たり276m、距離が伸びた。午前9時スタート。

チーム内競争もちびっ子の部

 第50回の記念大会で初めて創設された小学生メンバーによる「ちびっ子の部」には43チームが出場。市内の少年野球やミニバスケットボールのチームがエントリー。1チームから複数チームエントリーしているところもあり、チーム内での競争も楽しみだ。午前11時30分スタート予定。

 60回記念大会に当たり、前回の記念大会(50回)以降、10回連続で出場している選手に記念表彰が、大会開催に協力している個人団体に特別表彰が贈られる。

 記念受賞者は以下の通り。(敬称略、カッコ内は地区名またはチーム名)

◎記念表彰/落合良平(中央林間)、斎藤謙介(西鶴間)、高橋正秀(柳橋)、新田智彦、阿部功、蔵丸公太、岩本歩、下田真生(以上、桜丘)、石井郁夫、関水学(以上、渋谷西)、加藤隆太(渋谷小学校RC)、前島近(フレンズ)、奥津恵美子(エンジョイRUN)、糸谷雅一(チームエンゼルO)、吉田直樹(チームエンゼルY)

© 株式会社タウンニュース社