「キムラロック」焼酎も最強 柔道家・木村政彦生誕100年で企画

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川尻出身の柔道家・木村政彦氏の生誕百年を記念して造られた米焼酎「キムラロック」=熊本市南区

 熊本市南区川尻出身で、「最強の柔道家」と称される故木村政彦氏(1917~93年)にちなんで造られた米焼酎「キムラロック」が話題だ。地元住民の発案で生誕100年の昨年秋に限定販売を始めたが、生産が追いつかない人気ぶり。「木村さんは今も、多くのファンに愛されている」と喜んでいる。

 木村氏は全日本の選手権を3連覇し、十数年間、無敗を誇った。その後、プロレスラーとしても活躍。酒豪として知られ、地元の酒造会社「瑞鷹[ずいよう]」の酒を愛したという。

 キムラロックは、生誕100年を機に、偉業を後世に伝えようとイベントなどを開いてきた地元の住民らが「限定酒目当てに、木村政彦の古里に足を運んでもらおう」と企画。商品名は氏の得意技「腕がらみ」の別称で、「ロックがうまい純米焼酎」をコンセプトに瑞鷹が製造した。

 昨年10月末から、実行委メンバーの林酒店で限定販売を開始。「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」の著者、増田俊也さんが自身のブログなどで紹介したこともあり、これまでに全国から5千本の注文を受けたという。

 林琢磨店長(40)は「くせが少なく、華やかな香りを楽しめる。反響の大きさに、木村さんの偉大さを改めて実感した」と話す。

 720ミリリットル、1500円。店頭か、同店の特設サイト(https://www.884sake.com/)で販売中。28日には、木村氏の墓がある大慈禅寺で、教え子の柔道家らによる講演会もある。(西國祥太)

(2018年1月12日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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