MLB公式サイトが未来の殿堂選手選出 イチローは番外編「殿堂入りが確実視」

去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】

1900年以来、1シーズン平均31人の殿堂選手がプレー

 今年の米野球殿堂投票発表が1月24日(日本時間25日)に迫り、アメリカの各メディアでは誰が殿堂入りするか予想合戦が繰り広げられている。そんな中、MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では、メジャー30球団から現在所属する現役選手で将来の殿堂入りが予想される選手を1人ずつ選出。その“番外編”として、現在フリーエージェント(FA)として所属先を探すイチロー外野手の名前も挙がった。

 MLB.comのマイク・ペトリエロ記者によれば、1900年以来、メジャーでは1シーズンあたり平均31人の“未来の殿堂選手”がプレーしているという。そこで記事では、30球団から1人ずつ均等に殿堂選手が出ると仮定して、各球団所属選手の中から未来の殿堂選手をピックアップしている。

 タイガースからは2012年に3冠王となったミゲル・カブレラ内野手、エンゼルスからはMVPを3度獲得し、現在通算614本塁打を誇るアルバート・プホルス内野手、アストロズからは2011年にサイ・ヤング賞とMVPのW受賞経験を持つジャスティン・バーランダー投手など、実績のあるベテラン選手が選出された。ドジャースからはエース左腕クレイトン・カーショー投手、ロイヤルズからは主砲でもあるサルバドール・ペレス捕手、インディアンスからは2度サイ・ヤング賞に輝いたコーリー・クルーバー投手ら“中堅”の名前が挙がる一方、ホワイトソックスからはヨアン・モンカダ内野手、ブルワーズからはルイス・ブリンソン外野手など若手有望株の名前も並んだ。

 同時に“番外編”として登場したのが、現在FAのイチローだ。記事では「残念なことに、殿堂入りが確実視される2選手、チェース・アトリーとイチローは現在FAのためリスト入りしていない」という注釈をつけたほど。今季の所属先は決まっていないが、殿堂入りは“当確”とされたレジェンド。1日も早く所属チームが決まり、今季もファンの目を楽しませてくれることを期待したい。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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