熊本市動植物園 4月の全面開園、困難

©株式会社熊本日日新聞社

 熊本市が市動植物園(東区健軍)の水道管の工事を担当する業者を確保できず、目指していた4月の全面開園が困難な見通しになったことが12日、分かった。2度の入札が不調に終わったため。同園は「できるだけ早く全面開園できるよう対策を講じたい」としている。

 工事は、園東側の観覧エリアの地下に張り巡らせた給水管1・6キロと、送水管600メートルの災害復旧。熊本地震で被害を受け、現在は仮の水道管を通して部分開園している。

 昨年10月の入札には参加業者がおらず、同12月の2度目の入札には熊本市の1社が応札の意思を示したが、11日までに辞退した。市工事契約課は「技術者の確保ができず、入札不調が続いている」と話す。

 市動植物園は「給水設備の工事が終わらないと、園路の整備もできない。工期は約5カ月を予定しており、今春の全面開園は困難になった」と説明。次回の入札時期は未定。

 同園は熊本地震後、約8カ月間休園。昨年2月に土、日曜と祝日のみの部分開園を始め、観覧エリアを順次拡大している。(高橋俊啓、馬場正広)

(2018年1月13日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

あなたにおすすめ