森田茂生誕110周年 教員時代の絵画初公開 筑西で後期展開幕

勤務校への手紙も

文化勲章受章者の画家、森田茂氏が現在の筑西市立大田小の教員時代に描いた絵画類=筑西市丙のしもだて美術館

筑西市出身の画家で、文化勲章受章者の森田茂氏(1907〜2009年)の生誕110周年を記念した特別展示「画家・森田茂のまなざし」の後期展が13日、筑西市丙のしもだて美術館で開幕した。小学校の教員時代を含む、10代後半に描いた森田氏の絵画類が初めて公開された。軽いタッチでユーモラスに描かれた肖像画もあり、多くの来館者の注目を集めている。

初公開されたのは、森田氏が現在の筑西市立大田小(同市西方)に勤めた時期と重なる1923〜26年の水彩、パステルクレヨン、鉛筆の絵画16点。子どもや大人の人物を中心に描かれた絵画で、いずれも東京の遺族が保管してきた。また「純真な生徒諸君とすごした3年間、幸福な私のヱ(絵)の出発でした」と記された、89年の大田小創立100周年式典に寄せられた森田氏の手紙も展示されている。

さらに森田氏と祭りの関係に光を当て、岐阜県高山市と筑西市の祭り、山形県庄内地方の黒川能を描いた森田氏の絵画16点が展示されている。

同館学芸員の柴沼裕子さんは「森田氏は油彩画の王道を行く印象を持たれるが、初公開の10代の絵画にはイラストのような戯画風の描写があり、身近に感じられる。手紙からは美しい思い出を持った大田小時代を知ることができる。なかなか見る機会のないもので、多くの人に鑑賞してほしい」と話している。

会期は2月25日まで。問い合わせは同館(電)0296(23)1601
(冨岡良一)

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