映画『ボディガード』に関する「あなたが知らないかもしれない5つのこと」

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守る男と守られる女の切なくほろ苦い恋を描いた映画が『ボディガード』です。ケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストンの2大スターが共演して大ヒットを記録しました。彼女が歌う主題歌『オールウェイズ・ラブ・ユー』も大ヒットを記録しました。 あなたが知らない5つのことを紹介していきます。

1.初めはあの俳優と歌手が主演することになっていました

映画はもともと、脚本家のローレンス・カスダンが執筆をして、俳優スティーヴ・マックイーンと歌手のダイアナ・ロスが主演することになっていました。

マックイーンといえば『大脱走』や『ゲッタウェイ』などのアクション映画や『タワーリング・インフェルノ』といったパニック映画で活躍をした俳優です。

歌手のダイアナ・ロスは『恋はあせらず』や『イフ・ウィー・ホールド・オン・トゥゲザー』のヒット曲で知られ、また映画『ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実』に出演しました。

しかし、様々な理由や事情によりスティーヴ・マックイーンとダイアナ・ロス主演での映画化は実現しませんでしたが、縁あって脚本家のローレンス・カスダンがケヴィン・コスナーと仕事をしていた時がありました。その時にコスナーがカスダンの脚本のことを覚えていたのです。

ケヴィン・コスナーがプロデューサーと主演を務め、共演にホイットニー・ヒューストンを指名したのでした。彼はヒューストンと共演するために、彼女のコンサートツアーが終わるまで映画撮影をなんと1年も延期したのです。

ワーナー・ブラザース側の反対を乗り越えて、見事に彼女との共演が実現し、映画化され、アメリカのみならず日本でも大ヒットを記録したのです。

ちなみにホイットニー・ヒューストンはこの映画『ボディガード』が女優デビュー作となり、その後も『ため息つかせて』や『天使の贈りもの』に出演するなど、歌手だけではなく女優としても活躍をしていくことになるのです。

WEST HOLLYWOOD, CA - JANUARY 06: Diana Ross Makes Surprise Appearance At The Abbey To Greet Fans And Promote Her New Remix Of 'Ain't No Mountain High Enough' at The Abbey on January 6, 2018 in West Hollywood, California. (Photo by Tommaso Boddi/Getty Images)

UNITED STATES - JANUARY 02: A Portrait Of Steve Mcqueen As The Pilot Michael Delaney In The American Film Le Mans, Directed In 1971 By Lee H. Katzin. (Photo by Keystone-France/Gamma-Keystone via Getty Images)

2.主役の2人がデートで観た映画は『用心棒』

スーパースターであるレイチェルを24時間警護するボディガードのフランク。
守る者と守られる者との間には次第に恋が芽生えていきます。

ある夜、2人はデートに行くことになり、映画を観ました。2人が観た映画は『用心棒』です。監督は黒澤 明で主演は三船敏郎です。どちらも世界的に名の知られた存在です。

映画『用心棒』は、三船敏郎演じる用心棒が自分を高く雇ってくれる親分につくと見せかけて、ヤクザ同士を壊滅させるという内容の映画です。

フランクの「62回も観たよ」といセリフがあるように、かなりお気に入りの映画のようです。

ちなみに、『用心棒』はクリント・イーストウッド主演で『荒野の用心棒』としてリメイクされ、イーストウッドの知名度を上げることになりました。
また、ブルース・ウィリス主演で『ラストマン・スタンディング』としてもリメイクされています。

3.実は続編が企画されていた

映画『ボディガード』はアメリカのみならず日本でも大ヒットを記録しました。

実はこの映画は続編が企画されていたことをケヴィン・コスナーがあるインタヴューで明らかにしました。

1作目はホイットニー・ヒューストンが出演しましたが、続編ではあのダイアナ元皇太子妃が出演予定だったのです。コスナーとダイアナ元皇太子妃は続編について話し合いをしていたそうです。

しかし、1997年8月31日にダイアナ元皇太子妃はフランスのパリで交通事故によって亡くなってしまうのです。

皮肉なことに彼女のために書かれた脚本がケヴィン・コスナーの元に送られてきたのは、なんと交通事故で亡くなった日だったのです。

続編の舞台は香港で、ケヴィン・コスナー演じるボディガードがダイアナ元皇太子妃を警護していくにつれて、次第に恋仲になっていくというものでした。

4.主題歌『オールウェイズ・ラブ・ユー』はカヴァーソング

ホイットニー・ヒューストンが映画でしっとりと、そしてパワフルに歌い上げている主題歌が『オールウェイズ・ラブ・ユー』です。
映画の大ヒットに伴ってこの主題歌も大ヒットを記録しました。

すっかりホイットニー・ヒューストンの歌だと思われているようですが、実はこの歌はカヴァーソングです。

作詞と作曲をしたのはドリー・パートンというアメリカ人のシンガーソングライターです。曲調はゆったりとしていて、パートンの鼻にかかった独特の歌声となっています。

一方、ヒューストンが歌うヴァージョンはバラードになっています。映画の中でも彼女が歌うシーンがあります。映画の感動をより一層盛り上げてくれています。

ドリー・パートン版とホイットニー・ヒューストン版を聴き比べてみてはどうでしょうか?

5.シークレット・サービスは大統領警護だけが仕事ではない

映画でケヴィン・コスナーが熱演したボディガードのフランクはかつてカーター大統領やレーガン大統領の警護を務めた経歴があります。

大統領を暗殺の危険から命を懸けて守っているのがシークレット・サービスです。スーツにサングラス、イアフォンを身に着けた人達の姿をテレビで見たことがある人もいるでしょう。

大統領の警護だけが彼らの仕事ではありません。偽造通貨の取り締まりや副大統領の警護、元大統領の警護も彼らの仕事なのです。

設立は1865年で、財務省内に設立されましたが、2002年に国土安全保障省の下部組織となりました。

ちなみにシークレット・サービスになるためにはいろいろと厳しい条件があります。
その条件とはどのようなものでしょうか?

まずは大学卒業資格を持つ21歳以上男女であることで、成績は平均でB以上、クラスの上位25パーセント以内に入っていなければなりません。刑事学と犯罪学を修め、さらに公務員試験に合格していることが必要です。合格後は徹底的な身元調査が行われます。

各種武器の取り扱い方、裁判手順の修得、偽造紙幣の見分け方、大統領を危険から守る方法、火事への対処から護身術に夜間の射撃、さらには過酷な状況下での自動車の運転なども求められています。

WASHINGTON, DC - After meeting with the House Republican Conference concerning the tax bill, President Donald Trump, with Sergeant At Arms Paul Irving, left, and Vice President Mike Pence, right, departs the US Capitol building surrounded by staff and his Secret Service detail in Washington, DC Thursday November 16, 2017. (Photo by Melina Mara/The Washington Post via Getty Images)

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