沖縄キャンプ第2日 チームづくり本格化

 サッカーJ1、V・ファーレン長崎の沖縄キャンプ第2日は14日、西原町民陸上競技場で午前、午後の2部練習が行われ、2月24日の開幕戦に向けたチームづくりが本格化した。

 午前9時から約1時間半、インターバル走とフィジカルトレーニングを実施。1000メートル走を設定タイム通りに8本こなし、ハードワークの基礎となる持久力を鍛えた。午後は約2時間半、ボールを使っての連係を確認した。

 チームトップレベルの走力を見せた加入2年目のMF翁長は「トレーニングの強度が上がり、いよいよ始まったなという感じ。ポジション争いはまだ横一線。先輩がやることを学びながら、少しでも自分でアクセントを付けていきたい」と気合を入れた。

◎新加入のハロラン存在感

 加入したばかりの元オーストラリア代表、MFハロランが、スピードを生かしたプレーで存在感を示した。「点を取れるし、アシストもできる」とアピールする25歳は「(個人の成績より)チームが勝つことだけを意識したい」と意気込む。

 2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場。昨年末まで5シーズン、ドイツ2部リーグに所属し、「新たなチャレンジ」としてJ1の舞台を選んだ。この日のインターバル走では仲間の声援に応えてグループの先頭に立ち、午後からの練習でも、DFを引き付ける動きや柔らかなボールタッチで好機を演出。「練習はハードだが、みんなが頑張るから自分も頑張りたい」と語った。

 日本の文化にも興味があり、箸の使い方を勉強中。「すし、ちゃんぽんがおいしかった。ベン(名前)ちゃんと呼んでほしい」と人懐こい笑顔を見せた。

実戦練習でスピードを生かしたプレーを見せるMFハロラン(左)=西原町民陸上競技場

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