住友商事、マレーシアCCを完全子会社化

 住友商事は12日、マレーシア・クアラルンプール近郊のコイルセンター(CC)であるスミプテ・スチール・センターを完全子会社化したと発表した。

 スミプテは1980年の設立で、当時は外資規制があった名残で従来の住商の出資比率は50%だった。現在は規制がなくなったことから現地パートナーの弁護士事務所から全ての株式を買い取った。

 スミプテは鋼材加工能力が年間20万トンを超えるマレーシア最大手クラスのCCで、2017年末時点の従業員は270人。家電向けを中心に自動車や建材向けを手掛ける。住商のマレーシアCC事業はスミプテのほか、50%出資するジョホールのスチール・センター・マレーシアがある。

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