義足の人に一緒に走る楽しさを伝える義足装具士! 沖野敦郎さん(義肢装具士)

東京、新豊洲のチューブ状の変わった形の建物「新豊洲ブリリアランニングスタジアム」の中に「ギソクの図書館」があります。ここには様々なメーカーのスポーツ義足が30足ほど置かれ、誰でも500円で気軽にスポーツ義足をつけて走る体験が出来ます。

技師装具師の沖野さんは、「ただ義足を作るだけでなく、一緒に走りたい」という思いで、義足の人々のためのランニング教室を開催していますが、少しずつ参加者が増えスポーツ義足が足りなくなった為、「ギソクの図書館」を利用しているのです。

取材に伺ったこの日、ランニング教室に集まった人々は、小学生から大人まで幅広く、初めてスポーツ義足をつける人もいました。沖野さんが参加者一人一人に合ったスポーツ義足を取り付けると、いざグラウンドへ。
沖野さんは、明るく大きな声でコーチしアドバイスを送り続けます。

はじめはおっかなびっくりだった子供も大人も、もう一度「走る」ことの楽しさに気付き、みんな自然と笑顔が溢れていたのが印象的でした。


沖野敦郎(オキノアツオ)

沖野敦郎さん(義肢装具士)

39歳。大学在学中にシドニーパラリンピックをTVで見て、義足で走るアスリートの姿に心を打たれる。卒業後、義肢装具製作を学び国家試験合格後、「鉄道弘済会義肢装具サポートセンター」に入社。現在は、オキノスポーツ義肢装具を設立。日常生活用と共に競技用の義足製作を数多く手がけている。

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