ビッグなニンジン収穫中 甘みや栄養も十分

 長崎県東彼波佐見町村木郷の農事組合法人「百笑会」が自然農法で栽培するニンジンの収穫が進んでいる。生産しているのは「グランプリ」というビッグサイズの品種。一般的なニンジンは約120グラム程度だが、グランプリは大きいもので1.8キロくらいまで成長する。収穫は1月いっぱいの予定。

 耕作放棄地を整備して育てており、2012年には有機JASも取得した。大きさだけでなく、甘みや栄養も十分。年間10~15トン収穫し、主に個人向けに全国販売し、町内の小学校の給食にも使われている。

 同会はほかの野菜や果物も栽培しており、「今後も耕作放棄地を活用して畑を広げ、体験農業にも力を入れたい」としている。

収穫されたニンジン。中央の小さいものが一般的なサイズ=波佐見町

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