住友電工、1000人規模で「テレワーク」を試験運用

 住友電工は16日、約1千人が参加するテレワークの試験運用を始めたと発表した。テレワークは出社せずに自宅や出先などで仕事をする働き方で、今月から1カ月間実施する。仕事と生活の両立といったテレワークの利点を社員が体感すると同時に、効果や課題などを検証する。より柔軟で生産性の高い働き方を追求する改革の一環。将来的には全社員への適用を目指している。

 対象者は勤続3年以上でテレワークでも事務所での勤務と同等の成果を上げられる社員。職種や勤務地などは限定せず、幅広く募った。社内システムに遠隔地からアクセスするなどして業務を進める。実施に当たり、時間単位でレンタルする作業スペース30カ所を東京都内で使える体制を整えている。テレワークの試験運用は今回が初めて。

 同社では「今後も柔軟な働き方を実現する制度・環境を整備し、多様な人材が活躍できる職場づくりを進めたい」としている。

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