マレーバク、ケープハイラックスの赤ちゃん見に来て バイオパーク

 長崎県西海市西彼町の長崎バイオパークで、マレーバクとケープハイラックスの赤ちゃんが誕生し、かわいらしい姿が来園客を和ませている。

 マレーバクの赤ちゃんは、昨年12月2日に生まれた。雄で、名前は「ジャム」。マレー語で「架け橋」を意味する「jambatan(ジャンバタン)」にちなんだ。ジャムは、雌の「バルタム」と雄の「イム」の間に誕生した2頭目の子ども。出生時の体重は9・5キロだったが、1カ月半後の現在は約40キロで、順調に成長している。

 マレーバクは、体の色が白と黒に分かれているが、赤ちゃんの体は黒色に白色の斑点模様が入っている。模様は生後100日ほどで消えるという。

 赤ちゃんは、体調管理のため、晴天で暖かい日だけ公開している。

 見た目はモルモットに似ているが、ゾウの仲間とされるケープハイラックスは先月、バイオパークの展示動物として新たに仲間入りしたばかり。赤ちゃんは、今月9日に2匹、同14日に1匹の計3匹が誕生した。体長は15センチほどで、性別は今のところ不明。生まれたばかりだが、すでに展示場内を軽やかに動き回ったり、壁を登ったりするなど、元気な姿を見せている。

 担当者は「赤ちゃんを見ることができるのは今だけ。ぜひ足を運んで楽しんでほしい」とPRした。

母親のバルタム(右)に寄り添うジャム=西海市、長崎バイオパーク
元気に木を登るケープハイラックスの赤ちゃん=西海市、長崎バイオパーク

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