バルセロナへの大型移籍が実現したフィリペ・コウチーニョ。
その新チームでつけることになると噂されている背番号が「7」だ。
かつてはルイス・フィーゴやハビエル・サビオラも背負ったというこのナンバー。他にはどんな選手たちがつけていたのだろうか?
今回は、過去5人を見ていくことにしよう。
ヘンリク・ラーション
【バルセロナでの背番号の変遷】
#7:2004 - 2006年
2004年、セルティックの“王“に君臨していたラーションはバルセロナへと移籍。
当時のチームには全盛期のロナウジーニョやサミュエル・エトー、リュドヴィク・ジュリらが所属しており、ラーションの出場機会は決して多くはなかった。
しかし、限られたプレー時間でもゲームの流れを変えてみせ、2005-06シーズンには10得点をマークした。
バルセロナがUEFAチャンピオンズリーグを制覇した同シーズン、決勝のアーセナル戦で途中出場ながらアシストをマークしたのもラーションだった。そうした働きぶりから、ファンの間でも支持は高い。
エイドゥル・グジョンセン
【バルセロナでの背番号の変遷】
#7:2006 - 2009年
チェルシー時代、UEFAチャンピオンズリーグでバルセロナからゴールしたこともあるグジョンセン。
そのポリバレント性からバルセロナでは中盤で起用されることもあり、ラーション同様、ジョーカーとしての投入も少なくなかった。
在籍3シーズンで、クラブワールドカップ(旧トヨタカップ)を除く5大タイトルを獲得。
息子のダニエル・トリスタンは現在バルセロナの下部組織でプレーしており、カンテラの週間ベストゴール集で紹介されるほどの逸材である。
ダビド・ビジャ
【バルセロナでの背番号の変遷】
#7:2010 - 2013年
スポルティング・ヒホン、レアル・サラゴサ、バレンシアで驚異的な得点数をマークしたビジャ。
その実績を買われ2010年にバルセロナに加入すると、リオネル・メッシやペドロと強力な3トップを形成した。
2010-11シーズンには3人合わせて98得点をあげ、UEFAチャンピオンズリーグの決勝でも3人がそれぞれゴールをあげチームの優勝に貢献している。
36歳になる現在も現役で、MLSのニューヨーク・シティFCで活躍中。そのシュート技術は未だに世界でもトップレベルにあり、在籍した3シーズンで18得点、23得点、22得点と全く衰えを見せない。
ペドロ
【バルセロナでの背番号の変遷】
#33:2007 - 2008年
#27:2008 - 2009年
#17:2009 - 2013年
#7 :2013 - 2015年
ジョゼップ・グアルディオラに才能を見出された一人、ペドロ。
前線の選手ながら守備での貢献度が非常に高く、両足でのシュートに長けるという特徴を持つ。
また何かと大一番にも強く、2009年には出場した6大会の全てでゴールするという史上初の快挙を達成。
ルイス・スアレスやネイマールの加入により出場機会が激減したが、それでもチームに残留し出番をうかがうと、2015年のUEFAスーパーカップで途中出場ながら延長戦に決勝ゴール。
結局試合は5-4でバルセロナがセビージャに勝利し、この優勝を置き土産にペドロはチェルシーへと渡った。
アルダ・トゥラン
【バルセロナでの背番号の変遷】
#7 :2015 - 2018年
アトレティコ・マドリーで10番をつけていたアルダ・トゥランは、2015年夏にバルセロナへと移籍。チームに補強禁止処分が下っていたため半年間は出場できなかったが、その上での決断だった。
本職である中盤はもちろんのこと、ネイマール不在時には左ウイングとしても活躍。2016-17シーズンのコパ・デル・レイでは5試合で4得点をあげ、優勝に貢献している。
3シーズンに渡ってバルセロナに在籍したが今季は出場機会がなく、このほどイスタンブルBBへのローン移籍が決定。契約期間は2年半となっている。