磯子区出身たかまつさん 芸人・議員と政治イベント 国会で選挙参加呼び掛け 横浜市南区

議論を見守るたかまつさん(中央)

 磯子区出身で”お嬢様芸人”として活躍する、たかまつななさんが1月10日、国会議員会館内でお笑い芸人と政治家、学生らがディスカッションする企画「笑える!政治教育ショー」を行った。

 たかまつさんは18歳選挙権導入を機に若者と政治の距離を縮めようと株式会社「笑下村(しょうかそん)塾」を2016年に設立。政治や選挙を身近に考えてもらうための授業や講演を全国で行っている。

 この日はお笑い芸人100人と国会議員や地方議員など約40人の政治家、約60人の学生が参加。5人1組となり、あらかじめ設定された年齢や職業の立場になって、「大学まで学費を無料にする」などについて賛否を議論した。お笑いコンビ「モグライダー」の芝大輔さんは「政治家の意見を直接聞ける機会は珍しい」と語った。

 たかまつさんは選挙で高齢者の投票率が高いことと若者に関わる国家予算が少ないことの関係を説明。「若者が投票に行かないと、結果的に損をする」と話し、投票することの大切さを訴えた。現在は慶応大学と東京大学の大学院に在籍し、4月からNHKへの内定が決まっているたかまつさんは「今後も若者と政治家の懸け橋になるような活動をしたい」と抱負を述べた。

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