2015-16シーズンに奇跡のプレミアリーグ制覇を果たしたレスター・シティは、そこから積極的に攻撃陣の補強に資金を投じてきた。その影響もあり、現在のチームはFWが溢れ返っている。余剰人員を整理する必要があり、今冬に少なくとも1人は放出する可能性が高い。
地元紙『Leicester Mercury』もFWの誰かがクラブを離れるのは確実と見ているが、指揮官クロード・ピュエルにとって手放せない選手が2人いるとの認識を示している。エースのジェイミー・バーディ、そして日本代表FW岡崎慎司だ。
同メディアは、「バーディ、岡崎、イヘアナチョ、ウジョア、スリマニから放出選手を選ぶことになるが、バーディと岡崎はどこへも行かない。イヘアナチョは諦めるのが早すぎる。つまりウジョアとスリマニが争うことになる」と伝えており、移籍金を回収しやすいとの理由もあってスリマニの売却を現実的な策と捉えている。
スリマニにはトルコのベジクタシュが興味を示しているといった話題もあり、レスターが獲得する際に投じた2900万ポンドの半分ほどは回収できるのではないかとの見方だ。
結局岡崎&バーディの鉄板コンビは今も変わらず、2人に敵わなかった選手がクラブを離れることになる。レスターは先日フランスのアジャクシオから22歳のFWフォーセニ・ディアバテも獲得しているため、人材は溢れるばかりだ。これまで岡崎は何度か出場機会を失うこともあったが、再びレスターで確固たる地位を築くことに成功している。