「リヴァプール、1月に獲得しうる9人の候補」

この冬、フィルヒル・ファン・ダイクを獲得する一方で、フィリペ・コウチーニョをバルセロナに売却したリヴァプール。

今後も補強は行われるのだろうか…。

ここでは、『FourFourTwo』による「この1月にリヴァプールが獲得しうる選手たち」を見てみる。

トマ・レマール(モナコFW/フランス代表)

昨夏コウチーニョをとり逃がしたことに不満を頂いていたバルセロナだったが、ついに引き抜きに成功した。

一方、それにより巨額の資金を手にしたリヴァプールは、トップレベルの代役を確保しうるだろう。

これまで噂となっていたレオン・ゴレツカはバイエルン入りが決定したため、レマールがレッズにとって最善手になりうる。

22歳のフランス代表アタッカーは、両サイドと中央でプレー可能。ユルゲン・クロップ監督の恐るべきアタッカー陣におけるもうひとりのクリエイティビティの担い手になるかもしれない。

【次ページ】DFライン強化に…

マタイス・デ・リフト(アヤックスDF/オランダ代表)

夏に騒動になったファン・ダイクの一件だが、12月に獲得が決まったことで最終的にはポジティブな結論に達した。ただクロップはDFラインの補強の手を緩めるべきではないだろう。

ジョー・ゴメズは物凄いポテンシャルを秘めた選手だが、ジョエル・マティプ、ラグナル・クラヴァン、デヤン・ロヴレンには疑問符が付いたままだ。

今すぐに経験あるDFを買う必要はあまりないが、デ・リフトのような才能ある若手を確保できればスマートな動きになるだろう。

アリソン(ローマGK/ブラジル代表)

今季のプレミアリーグのビッグ6で、リヴァプール以上に失点しているのはアーセナルだけだ。

前述のファン・ダイク加入は間違いなくDFラインの強化になるだろう。だが、GK陣のアップグレードの必要性は残っている。

シティでブラジル人GKエデルソンは素晴らしいスタートを見せたが、南米予選のブラジル代表で彼を差し置いて正GKとして起用されたアリソンを獲得できればそれは素晴らしい契約になりうる。

ローマでプレーする彼は反応が俊敏で、ボックス外での処理にも長けている。それによってリヴァプールのハイラインにうまくハマるだろう。

【次ページ】大型ボランチ

スティヴン・エンゾンジ(セビージャMF/フランス代表)

ストーク退団後のエンゾンジを見たことがない人間ならば、このリストに彼の名前があることに驚くかもしれない。

だが、彼はこの1年半でオールラウンドな素晴らしいMFとして、自らを証明している。

プレミアリーグでは守備的役割に限定されていたが、スペインではポテンシャルが解放され、自ら持ち上がることやチャンスメイクで冴えを発揮している。

エドゥアルド・ベリッソ前監督と衝突した29歳の彼は近い将来にセビージャを離れそうに思える。

アレックス・サンドロ(ユヴェントスDF/ブラジル代表)

昨夏チェルシー移籍が強く噂されていたアレックス・サンドロだが、コンテ監督は契約を取り付けることはできなかった。

このブラジル代表DFは今季最高のシーズンをエンジョイしているわけではないが、一流であることに疑いはない。監督たちがモダンなSBに求める全ての資質を兼ね備えているのだ。

アルベルト・モレノは12月に怪我をする前に成長の兆しを見せていたし、左SBの補強としてアンドリュー・ロバートソンも引き入れた。

とはいえ、左SBはまだリヴァプールのウィークポイントであり、アレックス・サンドロへの入札は間違いないものになるだろう。

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ルアン(グレミオFW/ブラジル代表)

リベルタ優勝の立役者であるルアンは、今月か夏には欧州へ移籍するように見える。

21歳でプロデビューした遅咲きの彼は、いま24歳になった。

このインテリジェンスなアタッカーは、ライン間のスペースを見つけ出すのに優れており、前線ならどこでもプレー可能。ただ、好むのは中央だ。

ファビアーノ(モナコMF/ブラジル)

昨季の大躍進したモナコからは、キリアン・エンバッペ、バンジャマン・メンディ、ベルナルド・シウヴァ、ティエムエ・バカヨコらが退団。だが、チームはファビアーノの移籍については固辞した。

もとはSBだった彼はボランチへとコンバートされると、鋭いパスとタフなタックルで注目を集めるように。

モナコはすでにリーグとCLの優勝争いから脱落しており、1月に彼に対するオファーを受け入れる可能性がある。

アンカーとしてのジョーダン・ヘンダーソンにはいまだ確信が持てないため、モナコにファビアーノ放出の決意があるのかをテストするのは賢い選択になるだろう。

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ケヴィン・トラップ(PSG GK/ドイツ代表)

リヴァプールは今月ローマGKアリソンをターゲットにすべきだが、もし彼が無理だった場合にはトラップがいい代役候補になるだろう。

今季の彼はアレオラに正GKの座を奪われ、出場機会を減らしている。トラップはリヴァプール移籍を歓迎するだろう。

11月には「僕はプレーする必要がある。代表監督はクラブでパフォーマンスを見せることが必要だと主張しているからね」と述べている。

足元とエリア内での強さを持つ27歳は、レッズにとって抜け目ない補強になりうる。

エメリク・ラポルト(アスレティック・ビルバオDF/フランス)

リヴァプールのウィッシュリストに載るべきもうひとりのCBはラポルトだ。

空中戦に強く、地上戦では素早さを見せる彼は、ロングフィードやミドルパスを駆使して攻撃の起点になれる選手だ。

バイアウト額は5800万ポンド(88.2億円)ほどとされているが、彼を引き抜くのにそこまで高額な移籍金を支払う必要はないかもしれない。

また、ビルバオもシーズン中に彼を失いたくはないだろうが、どんな選手にも値段はついている(移籍はありうる)。

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