新規学卒者の県内就職率57・6% 過去10年で最低

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 大分県内の大学、専門学校、高校などを2017年春に卒業した新規学卒者の県内就職率は57・6%となり、前年を3・7ポイント下回った。過去10年で最も低い数値。調査した県は「就職環境が学生優位の売り手市場で、大手・有名企業などに流出した可能性がある」とみている。

 就職者総数は7159人。うち県内就職者は4121人で、学校の種別では▽大学 674人(前年比16人減)▽短大・高専 543人(同23人増)▽専修学校 948人(同76人減)▽高校 1956人(同137人減)。県外就職先は九州・沖縄が38・9%で最も多く、関東が32・6%で続いた。

 高校を除く大学などの卒業者のうち、県内高校出身者の県内就職率は77・5%。前年から0・5ポイント低下した。

 高卒者の県内就職率は74・0%で前年を1・4ポイント下回った。市町村別の就職先の割合は大分市が48・0%で、中津市(8・8%)、別府市(8・7%)、佐伯市(4・9%)と続いた。

 県内外を問わず就職先を産業別に分類すると、大学と高校は「製造業」が最多。短大・高専、専修学校は「医療・福祉」が最も多かった。県内就職者では、大学、短大・高専、専修学校は「医療・福祉」、高校は「製造業」が、それぞれ最も多かった。

 県は毎年5月1日時点の状況を調査。対象は県内にある大学、短大、高専、専修学校(専門課程)、高校。