V長崎、ゼイワン初の対外試合 沖縄キャンプ 札幌に0―1

 サッカーJ1のV・ファーレン長崎は19日、沖縄県金武町陸上競技場で今季初の練習試合に臨み、新たに取り組んでいる4バックの守備陣形をJ1札幌を相手に試した。35分ゲームを3本実施。結果は0-1(0-1、0-0、0-0)で敗れたが、チームは手応えを感じ取っていた。

 1本目はDF高杉、徳永の両センターバックを軸に相手の攻撃を抑え、MF島田、新里らが前線につなげた。ワントップのFW平松、MF米田も積極的にシュートを放ったが、終盤にカウンターから失点した。

 2本目はMFハロランがスピードのあるドリブルで前線にボールを運んで好機を演出。MF吉岡、FW鈴木がゴールを狙った。3本目は19歳のMF名倉ら若手を起用し、GK富澤の好守などで無失点に抑えた。

 高木監督は「守備で下がりすぎないことや、前線のコンビネーションなどがポイントだった。よかったと思う。札幌は集中力や質が違った」と表情を引き締めた。徳永は「(4バックは)うまく前に出られた部分と、はまらずにはがされた部分があった。もっとよくしていけると思う」と話した。

【V長崎-札幌】1本目23分、V長崎のMF新里(左)がドリブル突破を図る=金武町陸上競技場

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