ロナウジーニョが残した「伝説」…最も衝撃的だった5つのこと

37歳という年齢で現役からの引退を発表したロナウジーニョ。

そのファンタジー溢れる刺激的なプレーは世界中のサッカーファンを熱狂させ、「楽しんでプレーすること」を忘れない真のクラックだった。

そんなロナウジーニョはこれまでいくつもの伝説を作ってきた。なかでも印象的だったものを、編集部に聞いてみた。

編集部I

エル・クラシコで受けたレアルファンからの喝采

【コメント】

2005年にベルナベウで行われた一戦で圧巻の2ゴールを決めたロナウジーニョ。宿敵であるはずのレアルファンからも喝采が…。数十年に一度の光景だったはず。

編集部K

2002-03シーズンのフランスダービー2試合

【コメント】

2001年にPSGへやってきた19歳のロナウジーニョ。ナイトクラブ遊びが監督から批判されたりもしたが、2002-03シーズンに10番を背負った彼はマルセイユを圧巻のパフォーマンスで「粉砕」した!

10月のホームではFKとPKで2得点を決め、2003年3月のアウェイでは完璧なカウンターからループ。2試合ともに3-0で勝利するなんてことは史上初だったのではなかったか。

カタールが入ってからは勝つのが当たり前になってしまったけども、ね。

編集部H

2004年のバルセロナ対ミラン

※01:58から

「ドリームチーム」が1994年のCL決勝でミランに0-4と大敗して以来、スペイン勢はどんなに美しいフットボールを展開してもイタリアの固く閉ざされた扉をこじ開けることができない…そんな雰囲気が確かに漂っていた。

今にして思うと、世界屈指のDFネスタを置き去りにし左足でネットに突き刺したこの衝撃のゴールは過去のトラウマを克服し、今日(こんにち)に続くスペイン、バルセロナの黄金期へ繋がる分岐点だったのかもしれない。

編集部

エラシコ

※00:11から

【コメント】

ロナウジーニョといえばやはりエラシコ!

決して初めて見る技ではなかったが彼のような超一流選手が使うことで名前が浸透し、必殺技的な位置づけとなった点で「クライフターン」や「マルセイユルーレット」と通じる。ロナウジーニョのエラシコのキレは本当に凄かった。

編集部S

ゴール前でサンバを踊った…チェルシー戦での伝説のトーキック

【コメント】

ロナウジーニョが決めたゴールの中でも、「時間が止まった」という表現がこれほど相応しいものはないだろう。

2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ、チェルシー戦で決めたサンバステップからの伝説のトーキックシュートだ。

あの瞬間、スタンフォード・ブリッジは完全に静まり返ったのがテレビからでも分かった。そして、この年から欧州サッカーを見始めた自分にとって本格的にのめり込むキッカケとなった試合でもある。

あの状況からトーキックで狙うという発想はもはや理解不能。ロナウジーニョらしさが凝縮されたプレーであった。

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