プロの技術、母校で熱血指導 横須賀で元Jリーガー・石川さん

 昨年12月に現役を退いた 元Jリーガーの石川直宏さん(36)が21日、母校の横須賀市立粟田小学校(同市ハイランド)でサッカー教室を開いた。市内の小学生や保護者ら約150人が参加し、地元が生んだスターと一緒に汗を流した。

 J1の横浜F・マリノスとFC東京に所属するとともに、日本代表にも選ばれた石川さん。教室ではサッカーに明け暮れた幼少期や挫折を重ねながら活躍してきたアスリート人生を映像で紹介し、水内猛さんや菊池康平さんら元プロサッカー選手らも交えてボール遊びやミニゲームを楽しんだ。

 児童の「リフティングは何回できますか」との問いに、石川さんは「小学生の時に5千回できた」と答え、校庭の一角を指して「あそこで記録更新したんだよ」と逸話を披露。Jリーガーを夢見ていた思い出に触れ、「夢に向かって努力して、かなえてほしい」と呼び掛けた。

 サッカー歴2年で小学3年の男子(9)は「石川選手にゴール近くでパスをもらえた。一緒に試合できて楽しかった」と笑顔で話していた。

 教室は市と横須賀商工会議所、京急電鉄でつくる「横須賀“住”魅力発信プロジェクト実行委員会」などの主催。

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