今夏にバイエルン加入の“バラック2世” シャルケサポーターによる中傷に晒される

ドイツ代表の次世代を担う逸材として注目されているゴレツカ photo/Getty Images

今季のブンデスリーガ12試合に出場し、4得点を挙げているMFレオン・ゴレツカ(現シャルケ/ドイツ代表)。かつて同国代表のキャプテンとして活躍したミヒャエル・バラック氏の再来として注目されている同選手だが、今季終了後にバイエルン・ミュンヘンに移籍することが決定している。

21日に行われた同リーグ第19節(ハノーファー戦)のスターティングメンバーに名を連ねた同選手だが、移籍の決断に激怒したシャルケサポーターによる誹謗中傷に晒されたことが独『Kicker』で明らかに。試合前のウォーミングアップ中に「このクラブの一員でいるより、金やタイトルの方が大事なのか」と書かれたバナーを掲げられたほか、試合中にはボールに触れる度に同サポーターからブーイングを受けるなど、まさに針のむしろとなった。

「サポーターから不満をぶつけられることは覚悟していたし、彼らの反応が想定の範囲内に収まったことについてはほっとしている。味方サポーターからブーイングを受けるのは辛いけどね」と、試合後に気丈に振る舞ったゴレツカ。今季の残り試合で出来得る最良のパフォーマンスを披露し、同リーグ3位と躍進中のシャルケで有終の美を飾ることができるだろうか。

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