「国会改革国会に」自民・小泉氏

 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(衆院11区)は22日、同日開会した通常国会の本会議終了後「このままの国会では、日本は世界の中でやるべきことを遂行できない。今国会を『国会改革国会』とできるよう発信、努力していきたい」と述べ、国会の制度や慣例の変革に強い意欲を示した。

 小泉氏は、予算委員会などに全閣僚が出席する決まりとなっている点を問題視。「特に首相、外相、防衛相がこんなに国会に張り付く必要はない。質問がなくても国会に長時間座っていることを国民が望んでいるのか。答えは明らかだ」などと訴えた。

 憲法63条は、首相や閣僚が国会に出席する義務と権利を規定。自民党の改憲草案は「職務遂行上特に必要がある場合」出席を免除されるとの例外規定を付け加えている。

 小泉氏は、今国会の焦点である憲法改正について「最後は国民に半分以上賛成してもらわないと実現できない。野党も含めてどういう形だったら乗れるのか、懐深い対応が必要だ」と述べた。

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