22日（月）は関東で大雪となり、東京都心でも4年ぶりに20センチを超える積雪となったが、この先25日（木）にかけては、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となるおそれがある。きょう23日の昼前からは北日本の日本海側と北陸地方を中心に、暴風雪や暴風、高波に警戒が必要だ。

　日本付近は冬型の気圧配置が次第に強まってくる。北日本の上空には強い寒気が流れ込むため、強い冬型の気圧配置は27日頃にかけて続く見込みだ。
　さらに日本海中部の低気圧が急速に発達しながら、23日の夜から24日にかけて北日本の日本海側へ接近するため、特に北陸以北の日本海側で大荒れの天気となるおそれがある。

＜大雪＞

　北日本から西日本の日本海側を中心に23日は次第に降雪が強まり、25日にかけて大雪となる見込みだ。太平洋側でも大雪となる所があるため、大雪や路面凍結による交通障害に警戒し、なだれに注意が必要となる。

■24日6時までの予想降雪量（多い所）
　北陸　80センチ
　東北、関東甲信、東海、近畿　50センチ
　北海道　40センチ
　中国　25センチ
　四国　15センチ

　北日本の日本海側や北陸では、さらに27日頃にかけて大雪が続く見通し。

＜暴風雪・高波＞

　23日昼前からは、北日本から西日本の日本海側で非常に強い風が吹くおそれがある。北日本の日本海側と北陸を中心に猛ふぶきとなる所があり、海は大しけとなる見込みだ。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒が必要となる。また、日本海側では26日頃にかけて、大荒れや大しけが続く見通し。

■24日にかけて予想される最大瞬間風速
　北海道、東北、北陸、近畿　35メートル
　
■24日にかけて予想される波の高さ
　北海道、東北、北陸　7メートル
　　近畿、中国　6メートル