「真ちゅうの開祖」庚申山広徳寺、再建復興篤志の銘板建立披露

 真鍮(しんちゅう)の開祖、庚申山広徳寺(滋賀県甲賀郡水口町、住職・船原廣照氏)の「再建復興篤志銘板建立披露」および恒例の新春採燈大護摩供が21日に催行され、日本伸銅協会や大阪伸銅品問屋組合などの業界関係者が多数参列した。庚申山広徳寺は「庚申さん」と銅業関係者や地元民に親しみを持って呼ばれている。

 本堂は13年4月22日に漏電で全焼。その後再建に向け取り組み、17年3月に本堂が竣工、17年7月には本堂落慶法要が催行された経緯がある。

 銘板建立披露は庚申山広徳寺再建復興委員会代表で甲賀市議会議員の田中喜克氏が司会を務めた。除幕は、岡田保雄丸江伸銅社長ら4氏が行った。銅製の銘板には日本伸銅協会や大阪・東京・名古屋・京都の伸銅品問屋組合の会員企業、地元の方々など500数十人の名が刻まれている。

 水口町山上区の谷川喜代司区長は「昨年の本堂再建ではたくさんの方にご支援頂き、改めて御礼を申し上げる。銘板建立により、皆様方のご芳名を銅板に刻ませていただいた。今後も庚申山広徳寺へのご支援をお願いしたい」と挨拶した。

 その後、船原住職ら僧侶と山伏は新春採燈大護摩供を盛大に行った。

© 株式会社鉄鋼新聞社