いずみ中央地域ケアプラザ 折鶴の「鳳凰」完成 「飛躍」願い利用者らと制作 横浜市泉区

制作した利用者と職員ら

 いずみ中央ケアプラザで昨年夏から制作していた折鶴で作る鳳凰(ほうおう)がこのほど完成した。縦140cm、幅120cmの大作。地域の人や施設の利用者らが心を込めて折った鳳凰は、正面入口でひと際輝いている。

 作品づくりは酉年の昨年春、同ケアプラザの事業の一環として企画したもの。「飛躍の一年にしよう」と願い、酉にちなんだモノとして鳳凰の図柄が決まった。デイサービスの利用者や地域の人にも協力してもらおうと、玄関に折り紙を設置し、呼びかけたところ職員の予想を大幅に上回る1千羽以上の鶴が集まった。その後、職員の手によって透明のアクリル板に下絵がつけられ、折鶴を一羽一羽接着剤で色別に貼りつけて完成。作品を入れる木枠も自作した。

 目の部分を除きすべて折鶴の組み合わせで、赤や黄色、青に緑と華やかな姿が印象的だ。

 思いがけず大作となった作品は玄関でも圧倒的な存在感。完成した鳳凰は昨年12月のそよ風フェスタで初披露され、利用者らの評判も上々だという。

 同ケアプラザの鈴木登志子所長は「一つの目標に向かってみんなで協力する大切さを改めて感じました」と話した。

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