《新橋》備前焼で楽しむ幻の酒米「雄町」の地酒BAR 25日(木)・26日(金)に開催 

「備前焼で愉しむ雄町米の地酒BAR」のイメージビジュアル

  岡山が誇る幻の酒米「雄町」で造られた地酒を地元の伝統工芸品「備前焼」のぐい呑みで味わうイベント『備前焼で愉しむ雄町米(おまちまい)の地酒BAR』が25日(木)と26日(金)、アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(港区新橋)で開催されます。

 約150年前から、岡山で栽培されてきた酒米の現生種である「雄町」。最高級品種として評価が高く、酒造好適米の「山田錦」や「五百万石」のルーツといわれています。ただ、背丈が高いため倒れやすく病害虫に弱いなど、育てるのが難しいことから、“幻の酒米”ともいわれています。

 そして、丸みのあるふくよかな味わいと、熟成したときのうま味が特徴である「雄町」の酒は、最近の日本酒人気の中においても特に注目を集め、雄町ファンを意味する“オマチスト”という言葉も生まれているほどです。

 今回のイベントには、「利守酒造」(赤磐市)と「宮下酒造」(岡山市)、「室町酒造」(赤磐市)の3蔵元が登場。それぞれの一押しは「赤磐雄町 荒走り(季節限定)」、「極聖 純米吟醸 高島雄町」、「無濾過生原酒 あらばしり一番」です。

左から、「赤磐雄町 荒走り(季節限定)」、「極聖 純米吟醸 高島雄町」、「無濾過生原酒 あらばしり一番」

 荒走りとは、槽(ふね)と呼ばれる搾り機の中にもろみを入れた酒袋を重ねていき、最初に垂れてくるお酒のこと。「赤磐雄町 荒走り」は、新酒の出来る時季のみ味わえる希少なものです。

 「極聖 純米吟醸 高島雄町」は、「雄町」の元祖「高島雄町」を精米歩合55%まで磨き上げて造られた逸品。華やかで上品な香りと雄町米のうま味が堪能でき、飲みごたえがあります。

「無濾過生原酒 あらばしり一番」は、本醸造と特別純米、純米吟醸の3種類。搾りたて特有の芳醇さが特長です。

 良き酒の器には、100年以上の歴史を持つ備前焼のぐい呑みを用意。釉薬(ゆうやく)をかけずに自然な土と火の融合によって生み出された素朴さが魅力の備前焼の酒器は“お酒をおいしくする”ともいわれています。

 もちろん、「雄町」の地酒に合う瀬戸内のおいしいおつまみも。濃厚な味わいが楽しめる鰆(さわら)の刺身や、あまりのウマさについ食べ過ぎて、隣家からご飯(まま)を借りた、との由来がある岡山の名物魚「ままかり」、ヘルシーでお酒にぴったりの湯葉などが食べられます。

口の中でトロける鰆の刺身
湯葉の刺身(左)と、湯葉シュウマイ

 仕事帰りに、あなたも“オマチニスト”になってみませんか。

備前焼で愉しむ雄町米の地酒BAR

開催日時:1月25日(木)と26日(金)、両日とも17:00~20:30(LO 20:00)

会場:とっとり・おかやま新橋館 2階催事スペース(港区新橋1-11-7 新橋センタープレイス)

料金:日本酒(ぐい呑み1杯[60ml])200円/おつまみ一皿200円

※支払いは、チケット制(1000円[200円×5枚])

※チケット購入の先着500人に、備前焼のぐい呑みをプレゼント

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