訪日外国人 弘前宿泊者が3倍以上、中国人は10倍に増加

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外国人宿泊客の増加と今後の取り組みを葛西市長(右)と話し合う福士組合長(右から2人目)ら

 青森県弘前市は23日、2017年1~12月の市内宿泊者数の速報値を発表した。前年比4615人増の62万7269人とほぼ横ばいだったが、外国人宿泊者数は統計開始以来最多の3万8132人(同2万5509人増)と3倍以上に増加。このうち中国人は、定期便就航などの効果で2万3236人(同2万954人増)と約10倍となった。

 外国人宿泊者数は単月で、紅葉シーズンの10月が5995人(前年同月比3304人増)、弘前さくらまつりが行われた4~5月は計6623人で、ともに過去最多だった。

 例年宿泊者数が多い台湾は、定期チャーター便の運航などで客足を伸ばし6203人(前年比2371人増)。香港も東京-札幌間の周遊客が弘前を訪れるケースが増加。台湾と香港からはFIT(外国人個人旅行者)が目立つという。東南アジア圏域では、タイが昨年10月から伸びている。

 同市の外国人宿泊者数は統計を始めた04年の2037人以降増え続けたが、11年は東日本大震災の影響で1904人にまで落ち込んだ。市の担当者は「海外へのPRや市内宿泊・飲食業者の取り組みなど7年間の努力で20倍に増えた。弘前市の認知度向上を反映しており感慨深い」と語った。

 同日、弘前市旅館ホテル組合の福士圭介組合長らが市役所を訪れ、葛西憲之市長に外国人旅行者の増加や今後の取り組みなどについて報告。「FITへの対応も含め、青森県に来るならまず弘前へ、という流れをつくっていきたい」と述べた。

 葛西市長は、今後、韓国や東南アジア圏域へのPR活動に注力する考えを示した。

【2018年1月24日(水)】