神鋼鋼線ステンレス、JIS認証を再取得 品質体制を強化

 神戸製鋼所は23日、グループ会社の神鋼鋼線ステンレス(本社・大阪府泉佐野市)がばね用ステンレス鋼線でJIS(日本工業規格)認証を再取得したと発表した。同社は2016年にJIS法違反で認証を取り消されていた。親会社の神鋼鋼線工業などとともに進めてきた再発防止策を実施、品質体制の強化がJIS認証機関で認められた。

 一方、昨年発覚した品質データの改ざん問題では、神鋼グループの20事業所を対象にJIS認証機関による審査が行われている。神戸製鋼によると、23日付で、加古川製鉄所、神戸製鉄所、神鋼鋼線工業・尾上事業所、テザックワイヤロープ・二色浜製造所、神鋼鋼線ステンレス(ステンレス鋼線・冷間圧造用ステンレス鋼線)、TESAC USHA WIREROPEの6拠点でもJIS認証維持の決定があった。

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