24日(水)に発表された、2018シーズンのJリーグ日程。
J3では一部の会場がまだ未定ではあるが、J1からJ3までの全日程が明らかになった。
Jリーグでは今月12日(金)にJ1とJ2の開幕カードを発表しており、それ以外の試合を今回一斉にリリースした。
その理由は何なのだろうか?日程発表と同時に配信している「2018Jリーグ日程決定!座談会」で、Jリーグの副理事を務める原博実氏が明かしてくれた。
原 博実(Jリーグ 副理事長)
「あれね。
注目されるようにやってて、細かい確認をいっぱいしないといけないんですよ。
(略)
各クラブから『ここはスタジアムが取れる、取れない』とか、『ここは絶対ダメです』とか、『花火大会があるからダメです』とか、各クラブから出してもらうんだよ。
難しいのは、1月1日の天皇杯の決勝で去年で言えばセレッソが勝つか、横浜F・マリノスが勝つかによってACL枠がどっちになるのかっていうのも考慮しなければいけない」 原 博実(Jリーグ 副理事長)
「だから担当の人は1月1日の決勝戦が終わって、その直後からブワーッといろんな条件を入れてって、日程くんに出させる。
そうすると、いろんな条件があるよね。
『ACLがあるからここはダメです』、『このスタジアムはここは取れないからダメです』、『ここは雪国はダメです』って。
そのなかでホーム、アウェイともに3試合連続はダメっていう大きな決まりがあって、いろんな条件を入れていくと出来ないわけだ。
出来ないから各クラブにまた連絡して、『これだけ出してきたけど、これを削ってくれないと組めない』って言って削ってもらって、またそこに入れてやってる」
開幕カードを先に発表することで世間の注目を集める目的と、それ以外にも確認しなければいけないことが山のようにあるのだという。
原氏によれば、今シーズンから金曜日にも試合が行われるようになったため、その試合配分(同じチームが金曜日にばかり試合をしない、あるいは金曜日のアウェイゲームが続かないよう)にも気を使ったのだそう。
担当者は天皇杯の決勝が終了後から、ほぼ休み無しで今日まで来ているのだそうだ。
ちなみに、Jリーグの日程を組むソフトはお馴染みの「日程くん」。原氏によれば日程くんはメインとサブの二台あり、意外にも小ぶりでサイズはボール2つ分くらいだそう。