【ロボデックス2018】ガソリンや水素で長時間飛ぶドローンが登場 産業用ドローンの開発・販売を行う株式会社スカイロボット(東京都中央区)は、ビッグサイトで開催されたロボデックス展で、ガソリンや水素を使い長時間の飛行を可能にするドローンを展示した。

ガソリンで4時間、水素で3時間の飛行を実現

スカイロボットのガソリン燃料ドローン。

 スカイロボットが展示していたドローンは、DJIのM600をベースに改造したもの。2ストロークのエンジンを搭載したガソリン燃料ドローンは、同社の実証実験で4時間の飛行を実現した。もう一機の水素電池ドローンは、イギリスのIntelligent Energy社の燃料電池を搭載している。
 水素ドローンは、3時間の飛行を実現する。現在は、試験飛行の段階で、今後は実用化に向けてペイロードとのバランスや料金モデルなどを検討していくという。
 この他にも、スカイロボットの展示ブースでは、先ごろ総販売代理店を締結した超小型赤外線カメラモジュール「Boson」や、Parrot社の農業向けドローンのParrot BluegrassにPARROT DISCO-PRO AGなどを展示していた。

 動画は、ギリスのIntelligent Energy社の燃料電池で飛行するドローンの様子。

スカイロボットの水素を積載した水素電池ドローン。

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