【ロボデックス2018】DJI Mavic Proの産業用途を拡大するJ DRONE　オーダーメイドでドローン製作に対応する株式会社日本サーキット(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:酒井哲広、以下J DRONE)は、ビッグサイトで開催されたロボデックス展で、DJI Mavic Proをはじめとした、各種の改造型ドローンを展示していた。

DJI Mavic ProにマルチスペクトルカメラやQRコードリーダーを搭載

　使用目的に最適なオリジナルドローンの製作を事業にしているJ DRONEでは、ロボデックスの展示ブースに各種の改造ドローンを並べていた。その多くは、DJI製のドローンを改造したもの。その中で、特に注目を集めていたのは、手軽な空撮用ドローンとして人気の高いDJI Mavic ProにマルチスペクトルカメラやQRコードリーダーを搭載したモデル。これまでに、DJI Phantom 4などに各種の改造を施したモデルは目にしてきたが、ペイロードが低いと思われているDJI Mavic Proをカスタマイズした例は少なかった。J DRONEの母体である日本サーキットは、エレクトロニクス製品の開発をプロデュースする「ものづくりIT企業」。その事業の特徴を活かして、これまでにも多くの顧客からオーダーメイド・ドローンの製作を受注してきた。その経験から、空撮に特化したDJI Mavic Proも、顧客の要望に合わせた改造を可能にした。QRコード読み取りカスタムドローンでは、カメラと転送装置を固定するアタッチメントを独自に開発し、電源も本体から供給するような改造も施している。その用途は、物流倉庫における在庫のQRコード読み取りなど、屋内での利用が中心なので実用にも支障はない。展示コーナーでは、この他にも、DJI INSPIRE2にマルチスペクトルカメラのRED EDGEを取り付けたモデルなど、精密農業に適した改造ドローンも紹介されていた。