ランフェスは「長崎そっぷ」 おいしい魚でポカポカ ご当地グルメ

 2月16日に17日間の日程で幕を開ける冬の一大イベント「長崎ランタンフェスティバル」。遊覧で冷えた体を長崎の新名物で温めてもらおうと、長崎市内の13店舗が魚介スープ「長崎そっぷ」を提供する。題して「ポカポカキャンペーン」-。

 鎖国時代に出島のオランダ人が食べた「そっぷ」を現代風にアレンジ。長崎の魚を使った具だくさんのスープは和洋2種類がある。毎年90万人前後を集客する一大イベントに合わせ「新・ご当地グルメ」として押し出す考えだ。企画した市水産農林政策課の担当者は「心はランタン、体は長崎そっぷで温まってほしい」と相乗効果に期待する。

 大黒町のホテルニュー長崎にある日本料理「錦茶房」の一品は、あごだしが効いた和風テイスト。県産のタイやサザエが野菜のうまみと合わさって上品に仕上がっている。刺し身や炊き込みご飯などを添えた会席料理(税込み3千円)で提供。溝永達也料理長は「おいしい魚を味わえる郷土料理として全国に『長崎そっぷ』の名が広がれば」と話している。

 キャンペーン期間は2月1日~3月11日。注文した長崎そっぷの写真を会員制交流サイト(SNS)に投稿し各店舗で掲載画面を提示すると、ランタンフェスティバルにちなみ中華菓子「よりより」が先着計千人にプレゼントされる。提供店舗は長崎市のホームページで閲覧可能。問い合わせは同課(電095・820・6562)。

和風の「長崎そっぷ」を紹介する溝永料理長=長崎市、ホテルニュー長崎の錦茶房

© 株式会社長崎新聞社