すでに広く報じられている、平山相太の現役引退。
高校時代から「怪物」と呼ばれた大型ストライカーは、度重なる怪我を理由にスパイクを脱ぐ決断を下した。
平山はまだ32歳であり、同世代の選手としても引退はショックだったのだろう。
平山と同じ1985年生まれで、U-20日本代表として2005年のワールドユースを戦ったサガン鳥栖MF水野晃樹がInstagramを更新した。
水野はユース代表時代の平山との写真を掲載。
さらには「平山相太という男」と題し、700文字以上にわたって思いの丈を綴った。
平山相太という男
出会いは19歳かな?
でもその前に高校2年の時の全国総体で戦った時に初めて会ったかな?
その時は相太に点を取られて負けたな。
プロに入り、初めてU19の合宿で会って、まずはじめに感じたのがこれがあの平山相太か!
相太はすでに上のカテゴリーのアテネオリンピックに選ばれていて、凄いやつ、怪物と言われていた。でも仲良くになるに連れ、デカくて、ふざけてて、気があういい奴だった。
いつもバスの一番後ろで一緒に騒いでたな!
試合でも徐々にホットライン的なやつが出来てきて、俺から相太で点を取ることも多かった。 そして、相太は先に海外挑戦した。
俺の中でもどっかで羨ましさと憧れ、そして悔しさもあった。
そして俺も後を追うように海外挑戦した。
メディアは時に非情なことも書く。
メディアはいい時は必要以上に持ち上げて、良くないとすぐにバッシング。
そういう世界で戦っている以上仕方ない部分はあると思う。
しかし、そのせいで潰されている選手も少なくはないと思う。
俺も、相太も、そういう部分では苦しんだと思う。
でも負けずに戦ってきた。
相太は怪我に相当苦しんできた、それでも諦めず最後までよく戦ったと思う。
本当に悔しい。相太も思ってると思うけど、俺もお前が引退するなんて悔しい。
まだやれるって!
一緒にまたプレーしよう!
でも、昨日も話したけど、心に決めたんだよな。
やりたくてもやれないんだもんな。
昨日、お前が言ってたように、お前の分まで絶対諦めず頑張るからな!
サッカー界にこれからもお前の経験、学んだ事活かしていってほしい。
共に戦う仲間、そしてライバル。
それは永遠に。
また元気な姿見せてくれよ。
お疲れ様、そして感動をありがとう。
これからもよろしくな!! #平山相太
#怪物
#お疲れ様
#ありがとう
#これからもよろしくな
平山との友情を感じさせるメッセージである。
同い年、さらにはともに海外挑戦をしたから分かることも多かったのだろう。
メディアのバッシングに心を痛めた話は赤裸々であり、「相太も思ってると思うけど、俺もお前が引退するなんて悔しい」と今の気持ちをストレートに表現した。