「バルサはコウチーニョをこう使え!理想のポジションを妄想する」

この冬、バルセロナへ移籍したブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ。

いきなり3週間ほど離脱したが、このほど新天地デビューを果たした。彼が今後どうように起用されていくのか注目だ。

妄想は尽きないが、ここでは編集部員たちがコウチーニョの理想のポジションを考えてみた。

編集部T:左MF or FW

移籍発表と同時にその起用法に注目がされているコウチーニョだが、現実的に考えれば、左MFもしくはFWでの起用となるだろう。

理由は至って明確。今季からバルセロナで指揮を執るバルベルデが導入した、4-4-2の組織的なシステムがハマっており、リスクを取って新たにチャレンジする必要性が考えられないためだ。

このシステムが採用されて以降、左MFには主にイニエスタが起用されているが、まずコウチーニョに求められるのはこのポジションでしっかりと機能すること。

そして、次なるタスクとしては、試合途中からの出場で流れを変える役目、もしくはメッシを休ませるためのFW起用だろう。

ファン心理としては、メッシ、スアレス、デンベレ、コウチーニョの「MSDC」を望みたいところだが、実現できるのは、格下相手やバランスを崩してまでゴールが欲しい状況に限定されるのではないだろうか。

負傷者が発生した際にはまたシチュエーションが変わるだろうが、コウチーニョのバルセロナでの生活は我慢の時間が多くなるだろう。

おそらく、バルセロナの首脳陣も「即戦力」というよりは「将来の投資」を重視してコウチーニョを獲得したはずだ。

編集部O:左SH

今シーズン、エルネスト・バルベルデ監督のもと4-4-2をベースにしたスタイルを採用しているバルセロナ。

コウチーニョがそのままピタリとハマるポジションはやはり中盤の左サイドだろう。

アンドレス・イニエスタが絶対的な存在感を誇る一方、彼も33歳。その負担を減らせる選手としてコウチーニョの加入は大きい。

もう一つ注目されるのが、リオネル・メッシが負傷などで離脱した際の役割だ。

ここまでのバルサは、現役最高のフットボーラーの一人である彼が“本領”を発揮することで安定した結果を手に入れているが、それが崩れたときの不安は常に付きまとっている。昨シーズンまでネイマールが担っていたメッシ不在時の打開力という点でもコウチーニョにかかる期待は大きい。

編集部I案:センターハーフ

もし3トップの一角に組み込もうとした場合、メッシ、スアレス、デンベレのうち誰かをベンチに置かざるをえなくなる。

どうぜならば、MSB+コウチーニョが見てみたい!ということで、ブスケツとパウリーニョととに中盤に配置してもらいたいところ。

編集部K:

コウチーニョは単純に使ってもバルセロナの戦術に「合う」選手だ。ただ、自分だけで得点を量産するというわけでもない。

したがって、バルサらしさと得点力を兼ね備えた選手と組ませるのがいいだろう。つまりメッシ&スアレスとの『MSC』だ。

4-4-2の両サイドにパウリーニョとコウチーニョでバランスを取り、メッシとスアレスの2トップというのも面白いかもしれない。

あるいは、スアレスとのツートップにして、そのトップ下にメッシを入れてしまうというのはどうか?

編集部S:左WG

年々シュートの上手さが際立っているコウチーニョ。そのストロングポイントを活かすには、やはり最前線で起用するのがベストだろう。

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