壱岐 雨海(瓊浦高)1区区間賞

 昨年、総合で最下位だった壱岐が、1区で好スタートを切った。雨海(瓊浦高)が佐世保の廣田(西海学園高)らと最後まで競り合い、区間賞を獲得。雨海は「県高校駅伝ではダメだった。その悔しさをここで晴らそうと決めていたので、うれしい」と満足そうだった。

 勝本中を卒業後、本土の高校に進学。西監督(中部中教)は中学時代の恩師でもあり、「3年間、島を離れて成長した姿を見せたい」と気合十分で挑んだ。ラスト1キロ地点からスパートを掛け、廣田、対馬の栗屋(城西大)とのトップ争いをわずかな差で制した。西監督は「上等上等」と健闘をたたえた。

 各チームのエースがそろう4区では川谷(ひらまつ病院)が区間4位の粘走を見せ、チームは9位で初日を終えた。岩崎総監督(芦辺中教)は「雨海がいい流れをつくってくれた。明日からも順位をキープしたい」と目標を口にした。

ラストスパートをかける壱岐の1区雨海(瓊浦高)=西彼時津町

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