JR九州、運行削減見直し 青柳社長「ミスあった」

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 JR九州の青柳俊彦社長は26日、過去最大規模の運行本数の削減を予定している3月17日のダイヤ改正を一部見直す方針を明らかにした。鉄道事業の合理化を目指しているが、沿線自治体から「利便性が低下する」と反発が相次いだことを受け、削減規模を縮小する。

 福岡市の本社で記者会見した青柳社長は「今、進めていることにはミスがあった。利用実態をはっきり把握できていなかった」と釈明した。2月下旬までに基本的な見直しを終え、ダイヤ改正後も要望があれば柔軟に対応する方針。

 ただ、地方路線の本数削減を進める方針は維持する。青柳社長は「路線の持続のため、利用実態とかけ離れたものは地元の理解を得て合理化していきたい」と述べた。

 同社は昨年12月、生活圏や利用実態に応じて設定した区間別で117本、県内では九州新幹線6本と在来線16本を削減する方針を打ち出した。

 運行区間の短縮で発着が大幅に減る駅もあり、鹿児島線の大牟田-荒尾では駅間で最大の46本が削減される予定となっている。

 同社によると、ダイヤ改正の発表後、沿線自治体や各県からは通勤や通学が不便になるとして、見直しを求める要望が約20件寄せられたという。(亀井悠吾)

(2018年1月27日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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