対戦前の時点で勝ち点30の7位につけていたドルトムントは、27日にホームで12位フライブルクと対戦。ドルトムントは順位こそ7位だが、2位フランクフルトとは勝ち点差が3しか離れていない。バイエルンを捉えることは難しくとも、2位の座を確保すべくフライブルクを確実に叩いておきたいところ。
その一戦で魅せたのは再び日本代表MF香川真司だ。序盤からドルトムントが積極的に攻め立てると、前半9分にサムライが躍動する。相手ペナルティエリア内で混戦になると、ウカシュ・ピシュチェクがシュート。これが相手の足に当たって跳ね返り、浮いたボールを香川がジャンピングボレーで突き刺した。ペーター・シュテーガーに指揮官が代わってから絶好調の香川がまたも得点を記録してみせた。
ところが、この勢いを維持出来ないのが今のドルトムントの悪いところ。前半21分にはニルス・ペテルセンにあっさりと得点を許してしまい、1-1の同点に追いつかれる。後半からはマリオ・ゲッツェが投入されたが、これによって少しポジションを下げた香川はやや存在感が薄くなってしまった。
すると後半23分、ヌリ・シャヒンのバックパスをカットしたペテルセンがボール奪取と同時にロングシュートを選択。これがドルトムントGKロマン・ビュルキの頭上を越える見事な一撃となり、フライブルクが予想外の形から逆転に成功した。
ドルトムントは後半ロスタイムにジェレミー・トルヤンのゴールで同点に追いついたが、ホームで勝ち点2を落とす痛い結果になってしまった。
[スコア]
ドルトムント 2-2 フライブルク
[得点者]
ドルトムント:香川真司(9)、トルヤン(90)
フライブルク:ペテルセン(21、68)