大村・東彼、攻めて浮上 累計2位 最終日へ弾み

 第1日に間に合わなかった力のある大学生を3人加え、攻めのオーダーを組んだ大村・東彼が日間1位と地力を発揮。累計順位も4位から2位に浮上し、最終日に弾みをつけた。野口総監督(九州電通)は「一人一人が役割を果たしてくれた」と選手たちをねぎらった。

 1区寺本(関東学院大)が5位発進し、5区栗原(東京国際大)で日間トップに立った。6区花尾(鎮西学院高)は「自分の力で(累計)順位を上げたい」と奮起。序盤から積極的にレースを引っ張り、区間賞をもぎ取った。7区村川(東彼陸協)は地元の東彼波佐見町を快走。家族や職場の同僚の声援を力に変え、区間1位で駆け抜けた。

 後半は陸自大村勢が主軸を担った。9区八木は職場で仲がいい下村に首位でたすきリレー。「地元大村に入る10区でいいところを見せてほしい」と笑顔で送り出し、下村も区間6位と粘走した。13区小柗は区間4位。「長い区間を任されているので、最低限の走りをしようと思っていた」と胸をなで下ろした。

 最終日は大会最長区間の1区(19・2キロ)に、満を持してエース定方(東洋大)を投入。女子の廣中(長崎商高)、中学男子の谷口(桜が原中)ら区間賞候補も複数登場する。野口総監督は「昨年の3位を上回る総合2位と、女子総合3連覇を目指す」と力を込めた。

6区で序盤から集団を引っ張る大村・東彼の花尾(鎮西学院高、中央)=佐世保市

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