ルーカスが加わればトッテナムはどうなる? ケインの背後を巡る超激戦のポジション争い勃発

PSG退団へ向かうルーカス photo/Getty Images

トッテナムがパリ・サンジェルマンで出場機会のないFWルーカス・モウラ獲得に迫っている。

現在のPSGではネイマール、キリアム・ムバッペ、エディンソン・カバーニの3トップが軸になっており、アンヘル・ディ・マリアやユリアン・ドラクスラーですらスタメンが確保されていない。ルーカスも構想外となっており、今冬に移籍する可能性が高いと見られていた。そのルーカス獲得にトッテナムが迫っているが、果たしてルーカスが加わったトッテナムはどのように変化するのだろうか。

英『Squawka』はいくつかルーカスを配したスタメンを組んでいるが、エースのハリー・ケインの後方を巡るポジションは一気に激しくなることが予想される。仮にトッテナムが[3-4-2-1]のシステムを組めば、1トップのケインの背後の2枚をデル・アリ、クリスティアン・エリクセン、ソン・フンミン、そしてルーカスの4人で争うことになる。

[4-2-3-1]にした場合でもこの4枚での争いとなり、同メディアはいずれのシステムでも韓国代表FWソン・フンミンがスタメンから外れるとの予想を立てている。ソン・フンミンは今やトッテナムの貴重な得点源だが、そのソン・フンミンでも危うい立場となるかもしれない。

何よりルーカスは今のトッテナムにはない縦へのスピードと突破力を加えてくれる選手だ。ソン・フンミンもスピードのある選手だが、ルーカスほど縦への突破力があるわけではない。ドリブルに関してはルーカスの方が何枚も上手だ。ルーカスの獲得でトッテナムのオプションは確実に増えるはずで、近年プレミアリーグで旋風を巻き起こす若きチームがさらに厄介な存在になりそうだ。

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