金栗「しぞう」→「しそう」に読み方を変更 大河ドラマと統一

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来年のNHK大河ドラマの主人公となる金栗四三

 日本人初の五輪選手で、来年のNHK大河ドラマの主人公となる金栗四三(1891~1983)について、ゆかりのある玉名、和水、南関の1市2町は、名前の読みを従来の「かなくり・しぞう」から「かなくり・しそう」に改める。玉名市が29日の記者会見で明らかにした。

 NHKが大河ドラマで「かなくり・しそう」を採用することから、読み方の違いによる混乱を避けるため統一を申し合わせた。金栗自身が生前に「しそう」と説明していた事実を紹介した、昨年12月の本紙報道などが契機になった。

 金栗の名前は、姓が「かなくり」「かなぐり」、名が「しそう」「しぞう」と、複数の読み方が文書や写真で確認されている。1市2町は、1964年の東京五輪で発行された身分証明書、パスポート、外国人記者に宛てた自筆の手紙などのローマ字表記に基づき、「かなくり・しぞう」を用いていた。

 蔵原隆浩市長は会見で「全国的なドラマの表現に合わせた方が、多くの人に理解されやすい」と説明。ただ、行政としてほかの読み方を否定するものではないとしている。(蔵原博康)

(2018年1月30日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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