日立金属の4~12月期連結決算、営業増益478億円

特殊鋼、電線、磁性材が堅調

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 日立金属の17年4~12月期連結決算(国際会計基準=IFRS適用)は、売上高7331億1300万円で前年同期比10・0%増、調整後営業利益478億2100万円で同1・4%増、純利益348億4900万円で同3・5%減。

 自動車・産業機械・エレクトロニクス関連の需要堅調で主力製品が堅調。調整後営業利益の増加要因は売上げ・操業増(66億円)、モノづくり改革(30億円)、原価低減(29億円)、円安影響(22億円)。減少要因は減価償却費増・研究開発費増・人財強化(61億円)、原材料価格上昇(30億円)、耐熱鋳造品・アルミ製品の減益(50億円)。

 セグメント別の調整後営業利益は特殊鋼製品204億円(32億円増)、磁性材料69億円(5億円増)、素形材製品85億円(39億円減)、電線材料109億円(9億円増)。素形材製品では米ワウパカなど自動車用鋳物や配管機器は健闘したが、耐熱鋳造品・アルミホイールの採算難が響いた。

 主力製品の販売量は工具鋼3%増、CVTベルト材16%増、ピストンリング材11%増、希土類磁石8%増、鋳鉄製品3%増、耐熱鋳造品44%増、アルミホイール(本数)20%減。

通期営業益予想/680億円に下方修正

 通期連結業績予想は下方修正した。修正予想は売上高9900億円(17年4月予想9500億円)、調整後営業利益680億円(同800億円)。当初予想に対する調整後営業利益の変動要因は耐熱鋳造品・アルミ製品の収益低下(110億円減)、原材料価格上昇(40億円減)、売上げ・操業増(10億円増)、円安影響(20億円増)。純利益予想は変えない。