『FourFourTwo』は26日、「世界で最も奇妙な胸スポンサー」という記事を掲載した。
もはやサッカーに欠かせないものとなったスポンサー。グローバル化とともに様々な企業がクラブと契約を交わしてきた。このところはスポーツベット(賭け)業者が極めて増加しており、問題視もされているが…。
その中で、これまで行われた最も奇妙なスポンサーロゴの掲示とは?
「モグワイ」(セイント・ロックス・プライマリー)
1997年に『ヤング・チーム』というアルバムでデビューしたポストロックバンド、モグワイ。
彼らは、グラスゴーのセイント・ロックス初等学校を支援し、本当にヤングチームを作ってしまった。
「フラワリーフィールド」(ウィーナー・ヴィクトリア)
花畑のように聞こえるかもしれないが、フラワリーフィールドは大麻専門の栽培業者である。
オーストリア4部に所属する彼らがフラワリーフィールドの商品を試しているはずはないが、5月に24-0と負けたときにはどうだったか。
「アングリーバーズ」(エヴァートン)
エヴァートンは、2010年に最も人気を博したスマートフォンゲーム、アングリーバーズの名前をシャツの袖に入れる機会を得た。
「フラミンゴランド」(ハル・シティ)
2015年にハル・シティと契約したフラミンゴランド。動物園ではない。テーマパークの運営業者である。
残念ながら、ハル・シティ自体が最近片足立ちで戦っているような状況である。
「イエーガーマイスター」(アイントラハト・ブラウンシュヴァイク)
1973年、酒造会社のイェーガーマイスターがスポンサーになったアイントラハト・ブラウンシュヴァイク。
まだ許可される前だったため、なんとエンブレム自体をイェーガーマイスターのロゴに変えるという力技に出た。元祖レッドブル。
「タイ」(ポーツマス)
ハートの中に書かれた2文字が印象的なアメリカの会社は、子供向けのぬいぐるみを展開するメーカーだ。
残念ながらポーツマスにはそれほど愛をもたらさなかった。
「バーガーキング」(ヘタフェ)
2009-10シーズンのヘタフェが身につけたバーガーキングのユニフォームは、頭に被るとすごいことになる。
しかし、この年ヘタフェはシーズン58ゴールを決めて6位になった。みんなこれをやりたかったのだろう。
「アゼルバイジャン」(アトレティコ・マドリー)
2009年にシェフィールド・ユナイテッドが「Visit Malta」とシャツに入れたが、国自体のロゴが入ることになるとは。
この後、アゼルバイジャンはRCランスとも契約。川島が所属するメスはチャド政府とスポンサー契約をしたことがある。
「チュッパチャップス」(シェフィールド・ウェンズデイ)
ボカ・ジュニオルスや80年台のサンテティエンヌなど傑作と呼べるシャツはいくつかあるが、多くは著名なアーティストによるものではない。
チュッパチャップスのロゴはあのサルバドール・ダリが作ったものだが、流石にサッカーユニフォームに付けられるとは思っていなかったようだ。
「ソウラ」(ヴォウケファラス)
ソウラが何のことなのか分かっているならば、見て見ぬふりをするのが一番だ。『Villa Erotica』もだ。
そう、2012年にチームを支援したのはラリサ市の売春宿であるという事実は。
「コロムビア・ピクチャーズ」(アトレティコ・マドリー)
アトレティコ・マドリーは一時期財政難に陥っていた。2003年、彼らは映画会社のコロムビアと契約し、その結果様々な映画のロゴを入れることになった。
フェルナンド・トーレスがしばらくチームを離れたくなったのも無理はない。
「ノー・スモーキング」(WBA)
ヨハン・クライフ、ディエゴ・マラドーナ、ポール・ガスコイン、そしてフェデリコ・マケダなどが喫煙者だった。しかし誰もWBAではプレーしていない。
おそらく、80年代なかばにWBAが禁煙のためのスポンサーロゴを表示するために健康促進団体と契約したからだ。
「ウェット・ウェット・ウェット」(クライドバンク)
モグワイはミュージシャンをスポンサーにした最初のチームではない。スーパー・ファーリー・アニマルズ、パルプ、モーターヘッド、ゴールディー・ルッキン・チェインらがこれまでロゴを入れてきた。
しかし、1993年にクライドバンクのスポンサーとなったウェット・ウェット・ウェットが間違いなく先駆者である。
「プー・ジーンズ」(ミラン)
企業が製品名をロゴにした時、世界中のあらゆる言語を調べ、卑猥な意味にならないことを確かめなければならない。
セガはイタリア語で放送禁止用語だったし、プーはイギリスでう○こだった。いつの世もこういうものがシンプルで楽しいものだ。
「VIZ」(ブライス・スパルタンズ)
1979年に生まれた人気雑誌Viz。下品で皮肉を利かせた政治的ジョークで大きな話題となり、多くのフォロワーを生み出した。
フェイク・ニュースや偽装広告に溢れた紙面は楽しむ以外に役に立ちはしないが、サッカー界には貢献している。
「ハフニア」(エヴァートン)
1980年代初めのエヴァートン黄金時代、青いシャツの胸にはデンマークの精肉会社HAFNIAの名前が入っていた。
しかし、HAFNIAの商品は英国では売っておらず、デンマークの選手も1997年まで居なかった。どうしてなのか?