ホシガレイ 生態解明へ試験放流 測定機器付け、漁獲向上目指す 島原半島沖 県総合水試

 県総合水産試験場は29日、ホシガレイの移動経路を調べて資源保護や漁業者の所得向上を図ろうと、測定機器を付けた人工種苗30匹を南島原市西有家町の須川港で試験放流した。

 国の補助事業「有明海漁業振興技術開発事業」の一環で、第3期計画(3カ年)の3年目。同機器の種苗放流は、昨年2月に同町や雲仙市瑞穂町で実施したのに続き2回目。

 同試験場によると、ホシガレイは本県の有明海での年間漁獲量が1トン未満と少なく、希少種で高価。主に島原市東沖の有明海や雲仙市西沖の橘湾など島原半島近辺で取れるが、その間の移動経路が不明。機器でデータを集めて経路を推定することで、安定的な漁獲や所得向上につなげたい考えだ。

 今回は体長約25センチの1歳魚に、水圧計や水温計の入った長さ3センチの機器「データロガー」を事前に固定。回遊させた後、漁業者からの漁獲報告があれば機器を回収し、記録されたデータを潮と照らし合わせて解析。滞在位置や水深の推移を調べる予定だ。

 この日は職員が港の桟橋から放流。同試験場の松本尚之主任研究員は「地元漁業者から放流の要望も強い。30匹ができるだけ多く漁獲され、長期間のデータを集め、生態解明につなげたい」と話した。

ホシガレイを放流する県総合水産試験場の職員=南島原市、須川港
測定機器(中央)を装着したホシガレイ

©株式会社長崎新聞社

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