厚板溶断の武部産業、「第2工場」開設(浦安鉄鋼団地内)

最新鋭6KWレーザ稼働

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 厚中板の溶断加工業である武部産業(本社・千葉県浦安市鉄鋼通り1―1―6、社長・長澤裕介氏)は、浦安鉄鋼団地内に厚中板の新加工拠点「第2工場」を開設し、きょう2月1日から操業を開始する。すでに最新鋭6KWレーザ加工システムが稼働。板厚28ミリまでを対象に、ロットの大小にかかわらず切板の高精度・即納対応を手掛けるほか、今月下旬には多機能型ドリルマシンも導入し、穴あけやタップ切り、ミーリング、面取り加工を行う。

切板需要増、即納ニーズに対応

 需要期を迎え、当面は切板受注増が見込まれる中、加工能力を増強。客先ニーズに品質・納期面できめ細かく応えるのが狙い。

 「第2工場」は、本社工場の3軒並び隣の角地(鉄鋼通り1―1―9)を賃借した。工場建屋(256坪)内には、10尺×20尺の定盤サイズを有する6段ストッカー「AS61020PC」と連動したパレットチェンジャー式のCO2レーザ「LC―6030θIII」(アマダ製)を新設。5×10サイズなら1パレットに最大で4枚(全パレット計24枚)までセットできるほか、8×20サイズの大板母材にも対応できる。インクジェット式の印字・罫書き機能も搭載した。

 高速・高精度加工が特長で、特に小物切板の切断・穴あけに威力を発揮。昼夜を問わず長時間の連続スケジュール運転によって顧客の厳しい品質・納期要請に応えていく。

 本社工場には4KWレーザのほかプラズマ、ガス溶断機を保有するが、足元の受注増に対応しきれず失注するケースや外注依存度が増大していた。

 工場2拠点体制とし、設備増強による切板加工能力を大幅に拡充。第2工場には既存の天井走行クレーン(3トン、5トン)に加えて4・8トン天井クレーン(佐野鉄工所製)を新設し、機動力を高めている。

 受注内容や納期に応じて最適設備を有効活用することでQCD競争力と顧客サービスを向上。まずは第2工場で月産200トンを目標とし、早期に軌道に乗せる。人員は事務所・現場で計8人。