日大三高 いざ甲子園へ 選抜高校野球出場決定 町田市

宙を舞う小倉全由監督(日大三高提供)

 高校球児の夢、甲子園―。第90回記念選抜高校野球大会の出場校が26日に決定し、東京都代表として市内の日大三高が選出された。同校の選抜大会出場は2年ぶり、20回目。

 26日、午後3時20分ごろ、出場決定の電話を受けた新井勇治校長が選手らに報告。校舎に出場を祝う懸垂幕がかけられ、歓喜した選手らは小倉全由(まさよし)監督を胴上げすると、周りにいた生徒や関係者から出場を祝う拍手や歓声が上がった。

 プロ野球ドラフト会議で選出され、横浜ベイスターズに入団した櫻井周斗投手がエースとして活躍した昨春は、同大会で準優勝した大阪代表の履正社高校に1回戦で敗れていた。記者会見に同席した日置航(わたる)主将は「去年の先輩の分まで、一つでも多く勝てるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

 日大三高はこれまでに春1回、夏2回全国優勝しており、春は準優勝を3回経験している。1971(昭和46)年以来、47年ぶりの春の制覇を目指す。選抜大会は兵庫県の阪神甲子園球場で3月23日(金)、開幕する。

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